
リウマチ改善症例
リウマチ再燃。約4年もの間、投薬なしでリウマチの活動性が消失していたケース。
今回ご紹介するのは、リウマチ治療を中止して約4年、リウマチの活動性が消失していたという50代女性の方です。
≪受診前の経過≫
2016年3月から当院でリウマチ治療を行っていた患者さん。
リマチルを投与すると、短期間でリウマチの活動性は消失したが、その後副作用と思われる湿疹が出現したころもあり、休薬としました。その後もリウマチの活動性は消失したままでしたので、「一度発症した病気は必ず再発するので、症状が出たときはすぐに来院してください」と伝え治療を中止しました。
約4年が経過した2022年3月、左足首、左手首・手指に痛みが出現し、日常生活に支障が出始めたため「リウマチが出た」と思い、当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
検査してみると、全身の炎症を表すCRPは(1+)、滑膜炎を表すMMP-3は180.1と上昇していました。
約4年、活動性が消失していたリウマチが再燃していることが明らかでしたので、リウマチの治療を再び開始しました。
生命にかかわるような大きな病気、骨折や妊娠などにより、リウマチは活動性が一時的に消失することがあります。(肺がんなど大きな手術の後は約1年、骨折は約1ヵ月、妊娠後約1年)。そしてその病気等が軽快すると、リウマチの発動性は必ず出てくるようです。
しかし約4年という長い期間、病気が再発しなかったというケースは非常に珍しく、アクテムラでの治療を始めて11年の間で2例のみです。

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