
リウマチ改善症例
副作用の多いステロイドは離脱。症状は改善。
今回ご紹介するのは、多くの薬を服用していても効果が感じられなかった80代の女性の方が、当院治療でステロイドを離脱できたという症例です。
≪受診前の経過≫
聞くと、地方の総合病院のリウマチ科にて、約10年間リウマチの治療を受けていました。高齢にもかかわらず、1日にメドロール1.5錠(ステロイド)、ケアラム(25㎎)1錠を処方されていました。さらに痛み止めなどたくさんの薬(約14種類)も使われていて、糖尿病と骨粗鬆症を合併していました。
膝や手の痛みが一向に良くならないので、知人の紹介で当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
炎症を表すCRPはマイナスであったが、滑膜炎を表すMMP-3のみ上昇していました。
≪治療後の経過≫
糖尿病と骨粗鬆症と滑膜炎は、ステロイドの長期投与によるものと考え、アクテムラ(皮下注射)に治療を変更し、ステロイドは減量~離脱できました。MMP-3はすぐに正常化して、合併していた糖尿病は消失し、骨粗鬆症は改善傾向になりました。
上記のように、多くの薬を飲んでいるが効果が感じられないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
具体的な治療内容 | 生物製剤法 |
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副作用・リスク ※ | 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎 |
※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。

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