その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
寛解しているのに薬がさらに追加され続け、高額医療が継続している症例
今回ご紹介するのは、治療の効果が出ているのに、更に多くの薬が出されていたという70代女性の方です。
≪受診前の経過≫
2019年4月、右手指に痛みが出現したため近医クリニックを受診。リウマチと診断され、リウマトレックス(2c/w)が開始となった。
6月、副作用のためリウマトレックスは中止。リマチルが開始となる。
7月、リマチルも副作用のため中止。その後ケアラムが開始となる(以後現在まで継続)
2020年4月、副作用で中止となったリウマトレックスが、なぜか処方される。
2021年9月、肝機能障害が出現。ケアラムの副作用と考えられたが、この時はリウマトレックスのみ中止。
10月、痛みが増強したため、リウマトレックスを再投与されたが、肝機能障害が出現。
2022年2月、免疫抑制剤での治療に不安を感じたため、総合病院に転院する。ここでもリウマトレックスは処方され、生物製剤エンブレルが追加となる。しかし炎症(CRP)が(5+)と上昇、エンブレルの効果はなく、生物製剤アクテムラに変更となる。
手首の痛みを訴えると、1回/2Wのアクテムラ皮下注が1回/1wと回数が増えた。
「アクテムラをしていても寛解するのは30%」「いくらCRPが下がっても、本質的に痛みが消えるわけではない」と言われたことがあり不安になったため、今の治療があっているのか、私の著書を読まれ、当院受診となった。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
まずレントゲンで見ると、手指や手関節裂隙はかなり狭くなっていました。
様々な関節や筋肉が痛むのは、右の股関節が亜脱臼していたせいだと思われました。
持参された検査データをみると、今はたくさんの薬が投与されていて、炎症所見は全くありませんでした。生物製剤エンブレルからアクテムラに変更した後、寛解状態になったと思われました。
そこで私は、生物製剤アクテムラは、単独で、2週間に1回の皮下注射で十分であることを話しました。またリスクのあるリウマトレックスやケアラムの併用はまったく必要ないことを詳しく説明しました。
これは、たび重なる副作用が出たリウマトレックス、肝障害が副作用として挙げられるケアラム、2週間に1回の皮下注射で十分な生物製剤アクテムラを1週間毎に、とクリニック経営のための過剰投与としか考えられないような治療をされていた、というケースです。
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総合病院で何年もリウマチの治療をしても全く良くならず。治療変更で炎症は消失し痛みのない生活へ。
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