リウマチ改善症例

東京の有名大学病院のリウマチ科で、発症していないのにもかかわらず、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで治療開始。副作用で肝障害が出現し休薬となったが、その後リウマチが発症し急速に悪化したケース。今回もアウト

今回ご紹介するのは、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性だが炎症反応がないのに治療を開始し肝障害出現。その後リウマチが発症した、40代女性の方です。

≪受診前の経過≫
2013年、両膝に痛みが出現したため、整形外科受診。変形性膝関節症と診断される。父がリウマチ因子陽性だということを伝えると、膠原病科を紹介され受診。リウマチ因子、抗核抗体は陽性だったにもかかわらず、抗CCP抗体がないために「あなたはリウマチではありません」と言われる。
2020年6月、他の関節に痛みが出現したため、大学病院リウマチ科を受診する。今回は抗CCP抗体が陽性でリウマチと診断され、アザルフィジン、メトトレキサートが処方された。
2021年1月、肝機能障害が出現したため「休薬しましょう」と言われる。原因の説明はなし。
12月、肩や膝、足首など多くの関節に痛みが出現、同大学病院受診。CRP、MMP-3が上昇していたため、「リウマチが出ていますね」と言われ治療再開となる。肝障害が出たときと同じ薬が処方された。
膝の痛みで歩行が困難になり、夜も眠れず日常生活に大きな支障があり、何か違う治療方法はないかとインターネットで「リウマチ」を検索し、当院受診となる。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
診察してみると、両膝には関節液がみられ歩行ができない状態。両手首は腫れて熱をもっていて、レントゲンで見ると骨破壊が起きていた。
今の状況と持参された検査データを合わせてみると、大学病院でリウマチと診断された時、リウマチの体質はあっても活動性はなく、治療の必要はありませんでした。しかしメトトレキサートの治療を開始したことによって、肝障害と免疫障害が出現した。そして休薬しているときにリウマチが発症し、進行が速かったようです。
両膝の関節液は排液し、生物製剤アクテミラノ治療に変更しました。


上記の方のように、リウマチの治療をしていても症状が改善しないという方、今の治療があっているのかなど不安をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。



具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎等

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。









その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチ改善症例

  1. MMP-3の上昇を見逃された

  2. リウマチ再燃、リスクの少ない生物製剤アクテムラで治療

  3. 従来の薬(プレドニンやリウマトレックスなど)は量が少ないと効かないこともあり、リスクだけが一方的に高い。今はほとんどの人に効果のある生物製剤(アクテムラ)で治療するべき。

  4. 効果があるのに治療薬を変更…なぜ

  5. 8年ぶりに来院

  6. ずさんな整形外科(検査もしないでリウマチ性多発筋痛症と勝手に診断し、ステロイドを投与)

  7. リウマチが進行、しかし医者嫌いで病院受診せず

  8. 原因不明の低血糖発作が毎日出現。その度に救急車。何が原因なのか。

  9. 治療していてもリウマチが進行していたケース

  10. リウマチ再燃。約4年もの間、投薬なしでリウマチの活動性が消失していたケース。

  11. 「サプリメント」と「ステロイド」ではリウマチは治らない。むしろ逆効果。

  12. 関東から急遽夜行バスで来院。リウマチは軽度、薬嫌い。

  13. 曲がっていた膝が、なんと1日で伸びるようになった症例。遠方から2泊3日で来院。

  14. 本人がリウマチを疑い、いくつかの専門医を受診したが「違います」と言われ、一度も検査されなかったケース

  15. 東京の有名大学病院のリウマチ科で、発症していないのにもかかわらず、リウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで治療開始。副作用で肝障害が出現し休薬となったが、その後リウマチが発症し急速に悪化したケース。今回もアウト

  16. 『リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性』、でも8年経過してもリウマチが一度も発症していないケース

  17. どこの病院に行っても治らなかった関節痛、鉄欠乏性貧血、腹水。リウマチ治療で炎症を抑えると改善。

  18. 総合病院で何年もリウマチの治療をしても全く良くならず。治療変更で炎症は消失し痛みのない生活へ。

  19. リウマチ治療、その後。

  20. ステロイド離脱。リウマチの活動性消失。

  21. プレドニン減量、活動性消失し、生活改善。

  22. 副作用の多いステロイドは離脱。症状は改善。

  23. なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤?

  24. 高齢者に多量のステロイドやリウマトレックスが?ステロイド離脱指示。

  25. ステロイドは抗リウマチ剤ではない!

  26. 治療変更でステロイド減量、諸症状すべて消失へ。

  27. アクテムラの治療で寛解に!

  28. 間違われた診断。

  29. また!高齢なのにステロイドが投与され効果がなかったケース

  30. リウマチ発症のタイミングを検査データでとらえられた

    リウマチ発症のタイミングを検査データでとらえられた

  31. リウマチ寛解から全快へ。非常に稀なケース(抗GAL欠損IgG抗体陽性から陰性へ)

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