
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
今回ご紹介するのは、リウマチ治療を続けていたが痛みが出現し、低血糖発作に悩まされていたという70代女性の方です。
≪受診前の経過≫ 既往歴:胃がん(胃切除2/3)、大動脈解離(専門医で治療中)、脳梗塞、関節リウマチ
2014年、左第一指に痛みが出現。総合病院にてリウマチと診断され、リウマトレックス5c/週での治療が開始となる。その後リウマトレックス3c/週に減量となった。
2022年7月頃より、左肘に腫れや痛みが出現。曲げにくい状態になったため、ご家族がインターネットで検索し、当院受診となった。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
詳しく検査してみると、リウマチ因子、抗CCP抗体はともに陽性、全身の炎症を表すCRP、滑膜炎を表すMMP-3は上昇しており、リウマチの活動性は著明でした。
今の治療では効果がないので、生物製剤での治療に変更。
少し変わった話ですが、患者さんの話によると、胃の切除をした後から低血糖発作が時々あったそうです。その後大動脈解離が見つかり、強力な降圧剤が処方され、就寝前の服用を開始しました。すると低血糖発作が何度も起こるようになり、救急車で運ばれることもあったそうです。発作が起こらないようにするために夫婦で考え、就寝前におにぎりを2個食べることにしたそうです。しかしそれでも、決まって1時間後には低血糖発作が毎日起きていたそうです。
就寝前におにぎりを2個も摂取することで血糖値が急激に上昇し、インシュリンが多量に出た為に低血糖が起きたと思われました。それに加え、就寝前に降圧剤を服用していることで、低血糖発作に対する反応が出にくくなり、痙攣をおこすまで気がつかなかったのではと考えられました。
そこで、寝る前に食べなければ低血糖にはならないことを説明し、降圧剤は朝服用するように変更しました。
患者さんはその日から就寝前のおにぎりを食べるのを止めたそうです。それからは幸いにも低血糖発作はおきていないということでした。
余談ではありますが、胃がんの術後、ピロリ菌についてチェックされていないということで検査してみると、胃の環境は非常に悪い状態でしたので、すぐに除菌することにしました。
具体的な治療内容 | 生物製剤療法 |
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副作用・リスク ※ | 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎等 |
※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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