その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
専門医に行ったためにりうまちにされてしまし、たまたまリウマチを引き起こす引き金になった珍しいケース
今回ご紹介するのは、リウマチと誤診されたのち本当にリウマチが発症したという、60代女性の方です。
≪受診前の経過≫
平成29年4月、右手親指、右足裏、外反母趾に腫れや痛みが出たため、近医の整形外科を受診。そこでは、検査もしていないのに「リウマチではない」と言われたためおかしいと考え、専門病院を受診。検査の結果、関節リウマチと診断され、治療の薬(プレドニゾロン2㎎/日、メトレート(2)5cap/週、リマチル200㎎/日)を処方された。
しかし、両膝の痛みは治まらず、何度も関節液が溜まったため、近医の整形外科を受診。そこでは、変形性膝関節症ということで、関節液の抜水とヒアルロン酸の注射の治療を受けた。しかし改善せず、インターネットで検索し、当院受診となった。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データを見て、「リウマチと診断されたときには、リウマチ因子もなく、炎症を表すCRPもなく、リウマチは発症していませんでした。でも免疫抑制剤を数種服用したため、免疫力が極端に低下してしまって、半年後には本当にリウマチが発症していますね」と患者さんに伝えました。
またステロイドの副作用なのか、腰椎の圧迫骨折も起きていました。患者さんからステロイドを中止したいという意向があったので、まずリウマトレックスを止め、アクテムラの治療に変更することにしました。
≪治療後の経過≫
アクテムラの治療に変更し、1,2回から炎症反応は消失し、両膝から関節液もなくなり、その後3回目からは経過も良好になりました。
これは、専門医を受診したためにリウマチと誤診を受け、治療で免疫抑制剤を処方され免疫力が低下してしまった。そのために、もともと持っていたと思われるリウマチの体質が本当に出てしまった、と考えられる稀なケースでした。
現在リウマチの治療を受けているにもかかわらず、症状が改善しないと悩まれている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
具体的な治療内容 | 生物製剤療法 |
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副作用・リスク ※ | 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎 |
※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。
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