その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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- 大病院のリウマチ科のドクターが、リウマチ因子や抗CCP抗体がないご夫婦に、どちらもリウマチと診断しプレドニンやリウマトレックスを処方。7年間も…これは異常
リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
大病院のリウマチ科のドクターが、リウマチ因子や抗CCP抗体がないご夫婦に、どちらもリウマチと診断しプレドニンやリウマトレックスを処方。7年間も…これは異常
今回ご紹介するのは、ご夫婦ともにリウマチと診断され治療されていたケースです。
≪受診前の経過≫
時期は違うが、同じ病院でリウマチと診断され、それぞれリウマトレックスを7年間も服用されているご夫婦が来院されました。
ご主人は、両肩や両手首の痛みが出現したため受診。血液検査の結果「リウマチだろう」と言われ、アザルフィジンやリウマトレックスが開始となった。痛みによりリウマトレックスの量は増減を繰り返し、現在は4c/週。
一方奥様は、首から肩にかけて痛みが出現したため受診。「リウマチからくるものでしょう」と言われ、プレドニン15㎎/日が開始となった。その後プレドニンは減量・中止となり、リウマトレックス4c/週が開始され、現在は5c/週。
左膝に痛みがあり、整形外科では「人工関節置換術しかないですね」と言われた。
今まで治療をしてきたが、本当にリウマチなのかと疑問に思うようになった。主治医からの薬や検査について詳しい説明もなく不安になり、知人の紹介でご夫婦そろって当院受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
ご主人は、リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、抗GAL欠損IgG抗体(-)で、リウマチの体質は全くないことがわかりました。つまり、リウマチと誤診され、必要のない治療をされていた、ということです。CRP(±)、MMP-3 75.8とほぼ炎症所見もないことから、治療の中止を提案しました。
奥様は、リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)でしたが、詳しく調べると、抗GAL欠損IgG抗体陽性で、リウマチの体質があることが判明しました。CRP(±)、MMP-3 119.5と上昇していることから、現在の治療では炎症を抑えきることができていないと考え、効果が期待できるリスクの少ない生物製剤アクテムラでの治療を勧めました。
このご夫婦のケースの問題点
・リウマチもないのに、リウマトレックスが出されていたこと(ご主人)
(リウマトレックスは、リウマチ因子などの過剰生産を抑制する薬です。抑制するものがないのに、投与する理由はありません)
・リウマトレックス及びフォリアミンの使い方をドクターが全く理解できていない
(リウマトレックス服用の翌日にフォリアミンを飲むことで、早く副作用が抑えられる。しかし、このご夫婦の場合、2~4日後に不必要な大量のフォリアミン服用の指示が出ていた)
・奥様の膝に関しては、変形性膝関節症は軽度で、軟骨もはっきり認め、人工関節の手術などはまったく必要ないと考えられた。
(関節液は、白血球700、タンパク3.2でしたので、リウマチによるものではなく、変形性膝関節症によるものと考えられました。)
・大病院のリウマチ科のドクターなのに、リウマチも治療薬も全く理解していない
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