
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
リウマチとリウマチ性多発筋痛症の同時発症はありえない
今回ご紹介するのは、リウマチとリウマチ性多発筋痛症を合併していると言われた50代女性です。
≪受診前の経過≫
2022年5月、めまいや指先に違和感があったため、脳神経外科と耳鼻科を受診。異常なし。
8月、全身の痛みが増したため、婦人科を受診。血液検査の結果、リウマチの疑いと言われた。
10月、関節痛はないのに「リウマチの疑い」と言う診断に疑問をもち、総合診療所受診。血液検査の結果、リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP(+)なのに、リウマチ性多発筋痛症の疑いと言われた。疑いなのにプレドニン30㎎/日が早速処方され、症状がウソのように改善。効いたということでリウマチ性多発筋痛症と診断された。 →→誤診
リウマチ性多発筋痛症の治療のため、整形外科を紹介された。そこではプレドニン30㎎/日は多すぎると言われ、10㎎/日に減量された。プレドニンの内服には抵抗があったため、その後自己判断で減量・中止。
そうしている間に、血液検査の所見から、リウマチ性多発筋痛症ではなくリウマチではないか、ということでリウマトレックス内服を勧められた。しかし関節痛がないため「リウマチ」には納得がいかず、それならばと考え大学病院に転院した。
12月、大学病院での検査の結果、リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP 3.3、MMP-3 272.3 ではっきりと関節リウマチと診断される。関節の痛みや腫れはないが、全身痛が激しくなった。プレドニンの処方もお願いし、リウマチ治療としてリウマトレックス3c/週が開始となった。
2023年1月、治療中にもかかわらず、全身痛で日常生活を送るのが困難となった。関節エコーで肩の炎症が認められ、リウマチ性多発筋痛症も合併していると言われた。 →→誤診
3月、何が何だかわからなくなり、ネットで検索。当院にメール『リウマチSOS』をすると、「関節リウマチとリウマチ性多発筋痛症の合併はありません」と返信があった。その後プレドニンの減量をする。(20㎎/日→7㎎/日)
しかし7月、のどの腫れや痛みがひどくなり、耳鼻科にて咽頭(EAT)治療開始。症状緩和。耳鼻科のドクターからは、線維筋痛症の併発の疑いがあると指摘された。(→検査データに異常がある時点で否定できる)
個人的には乾癬性関節炎が併発していないか気になり、今治療は必要なのかどうか知りたくて、当院受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
当院での検査
リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、抗核抗体(+)、CRP(3+)、MMP-3 277.5、血清補体価 47.6
リウマチの体質が確かにあり、炎症所見がはっきりと認められ、今の治療では全く効果が出ていないことが判明しました。
そこで、混乱している病名を整理して、リウマチとリウマチ性多発筋痛症の同時発症はありえないことを、詳しく説明しました。そして、副作用が少なく、短期間で効果的な生物製剤アクテムラの治療を勧め、早速開始しました。1ヵ月後には、全身の痛みも改善し、プレドニンからも離脱できると思われます。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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