リウマチ改善症例

ステロイドは抗リウマチ剤ではない!

今回ご紹介するのは、高齢なのにプレドニンやメトレートを過剰投与されていた70代女性の方です。

≪受診前の経過≫
近くの整形外科でリウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、メトレート4cap/週を投与されていました。
検査データも詳しい説明も一切なく、体調は一向に良くならず、転倒により尾骶骨を骨折しました。骨折は治癒しましたが、整形外科での薬は骨折中も骨折後も変更がありませんでした。
腰の痛みや身体の倦怠を強く伝えるも、何も答えてくれず、「今日はリハビリをして帰りなさい」と指示されました。ご家族が心配されて、インターネットで調べ当院を受診することになりました。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
来院時は、両膝に関節液が貯留し、腰痛もあるため歩行困難な状態で、生活に大いに支障がみられました。
危険な薬を服用して治療していますが、検査してみると、CRP(4+)、MMP-3 1653とリウマチの活動性が非常に高く、全く効果が認められませんでした。そのため当院では、治療をアクテムラ皮下注(2週に1回)に変更し、効果が出れば、ステロイドは減量~中止する予定にしています。

このケースも、高齢者に抗リウマチ剤ではないステロイドを、10㎎/日と非常に大量に投与し、副作用と思われている骨折が起きても同じ薬を処方し続けている。まるで、20~30年前のリウマチが治らなかった時代の治療を今も続けているのは驚きであり、不勉強と言わざるを得ないケースです。

上記のように、リウマチの治療をしているが症状が改善しないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。



具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。









その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について
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