その他の疾患

リウマチ治療中、ひどい貧血に

今回ご紹介するのは、リウマチ治療中ひどい貧血になったという80代女性の方です。

リウマチ治療をされている方のご家族からのご相談が、リウマチSOSにありました。
2013年に総合病院でリウマチと診断され治療を開始。現在、痛みはないということです。
2022年よりひどい貧血になり、これまで3回ほど輸血をし、年末には蜂窩織炎で発熱、一週間の入院となったということです。これまで感染症の症状も繰り返し出現していたとのこと。
2023年1月20日には、即日輸血となるほどHbが低値となっていたそうです。
今の治療を継続していても良いのか、という内容でした。

送られてきた検査データをみると、白血球、赤血球ともに低値でした。網赤血球は高値で、末梢血の赤芽球が出現していました。
これらのことから、再生不良性貧血、白血病、骨髄異形成症候群が考えられました。
今の状態にリウマチは関わっていないことを説明し、今な至急血液内科を受診することが必要だとアドバイスしました。

このようにリウマチの治療をしているケースで、関節以外の症状が出現した時には、リウマチ以外の病気を考え、その専門を早く受診することが大事です。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

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