その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
その他の疾患
リウマチで受診されたが、違う病気が見つかった
今回ご紹介するのは、リウマチだけでも良くなりたいと来院された50代女性の方です。
≪受診前の経過≫
関節痛が持続し、咳と痰がでるため、リウマチでかかっている整形外科を受診。CRP(6+)、白血球16600と高値のため、主治医から「これはリウマチのせいではない、内科へ行きなさい」と言われた。月1回かかっている呼吸器科を受診し、レントゲンを撮ると「肺は以前より良くなっていますね」と言われた。しかし体調も良くないので、「私は何の病気ですか?」と聞くと、「あなたはずっと前から慢性気管支炎です」と言われ、なんの治療もなく帰された。
しかし2週間経過しても、症状は一向に改善しないため、リウマチだけでも良くなりたいという意識があったのか、県外から当院を受診。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
よく聞いてみると、咳と痰が続き、特に夜は痰が多く眠れない、ということが主訴。レントゲンを撮ってみたところ、嚢胞性変化が右上肺野と左の全肺野すべてに強くみられました。CRP、白血球の上昇は、肺からの感染症であると思われ、リウマチの主治医に紹介状を書いてもらい、呼吸器科の受診を強く勧めました。
しかし、主治医が紹介状を書かないということで、一度しか来院していないが当院で紹介状を書き、肺の専門医を受診することになりました。
≪治療後の経過≫
肺の専門医を受診した患者さんは、肺の広範囲に嚢胞性変化で荒廃しているために、緊急入院することになったということでした。
余談ではありますが、この整形外科では、何年も前からリウマチの治療はプレドニン(5)2Tのみで、抗リウマチ薬は投与していませんでした。そのために骨は脆くなり、易感染状態であったと考えられます。聞くと、肺炎になったこともあったそうです。そのうえ、3カ所の人工関節置換術も施行したそうです。
その他の疾患
-
リウマチで治療中の患者さん。自宅で倒れ、意識なく救急搬送に。なんと原因は不明?
-
長い間アクテムラ治療でリウマチ寛解中の70代女性。コロナ感染後、体調に変化があった。原因は、コロナ後遺症による白血球減少症(顆粒球減少症)
-
下肢の筋力低下が、様々な体調不良の原因だった!
-
Isogai療法にて痛み消失
-
リウマチの数値が高い…実際にはリウマチの体質はなかった
-
全く知られていない潜在性鉄欠乏性貧血
-
SLEが消えた?
-
B型肝炎キャリアには2種類ある
-
リウマチ治療中、ひどい貧血に
-
当院ではめったにみない症状の方が来院。当院の股関節調節療法で、症状は劇的に改善。
-
またもひどい「貧血」と「炎症」。今回は「IL-6」と「γ-グロブリン」が共に高値。だが抗核抗体がない。何の病気か。
-
CRPの上昇がみられたら…
-
輸血が必要なくらい極度の貧血。精査するも原因はわからず、治療されないまま。ネットで調べ当院受診。
-
貧血の治療ができない現代のドクター
-
大学病院や総合病院で見落とされたMCTD
-
あなたは『貧血』ではありませんか?
-
ただの貧血なのにリウマチ科にかかったためにリウマチと誤診され、ステロイド投与。次には生物製剤導入も考えられた一例
-
手指や膝の痛みは、「股関節の歪み」と「鉄欠乏性貧血」が原因
-
股関節のお話
-
ちょっと珍しい貧血のケース
-
リウマチ治療、その後。
-
ちょっと寄り道… (貧血編)
-
Hb8.5。すぐに貧血の治療が必要
-
極度の貧血(Hb7.7、血清鉄15、フェリチン5未満)
-
リウマチで受診されたが、違う病気が見つかった
-
呼吸器の専門で入院して治療するも、原因菌が分からないままで、逆に体調を崩してしまった