その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
その他の疾患
下肢の筋力低下が、様々な体調不良の原因だった!
今回ご紹介するのは、体調不良の原因がわからず、お母様と一緒に来院された10代女性のケースです。
頭痛や吐き気、肩こり、腰痛、膝痛など体調不良を訴える高校生がお母様と一緒に来院されました。
現在高校2年生で、テニス部に所属。中学校でもテニスをされていたそうです。
最近は膝を痛めたため、担当医からの指示で激しい運動は制限されていましたが、部活動は継続。しかし電車通学で立っているのも、階段を降りるのもつらくて大変とのことでした。
このような状態なので、いつくかの病院を受診されたそうですが、どこに行っても”異常なし”ということだったそうです。
最終的に、頭痛は片頭痛と診断され、薬を時々服用しているそうですが、あまり効果がないので、お母様は貧血か何か他に異常があるのではないか、ストレスがかかり過ぎているのではないか、と心配され当院を受診されました。
そこで、現在の状態を確認するため血液検査をしました。
その結果、貧血はなく、原因は別にあるようでした。
肝臓の数値(AST、ALT)にずれが認められました。
このことから、ビタミンB6欠乏が考えられ、運動不足が原因ではないかと思われました。
そこで筋力チェックをするため、椅子に座ってもらい、患者さんの足に少し負担をかけた状態で、上げてみてもらいました。ほんの少し抵抗をかけているだけなのに、足は全く上がらないのです。これには、同席されていたお母様も驚かれていました。
そして筋力不足に加え、右の股関節には”ズレ”がみられました。そのために、右膝に過度の負担がかかり、運動できにくい身体になっていました。
このような事が、関節を痛めたり、体調を崩したりする原因ではないかと思われました。
股関節のズレは、「磯谷療法」にて整復し、エアロバイクなどで下肢の筋力アップのトレーニングを行うことを勧めました。
今後筋力がついていけば、諸症状は改善し、日常生活や部活動への支障もなくなるのではないかと思われます。
筋力の異常は、どこの病院に行ってもわかってもらえないのです。骨や関節の異常は診ても、筋力については全く診ません。わからないのです。当然身体の”ズレ”も気付きません。残念ながら、今の医学では、筋力を扱わないのです。
それ故、身体の”ズレ”を治す『磯谷療法』は重要で、すぐ効果が現れるので、もっと世の中に知られてほしい治療なのです。
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