その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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私はリウマチ?と思った方へ
リウマチの可能性もないのに通院を続けると、誤診を生み薬を投与されてしまうケースの一例
今回ご紹介するのは、はっきり診断されないまま治療を始められそうになったという60代女性のケースです。
≪受診前の経過≫
2023年6月、起床時に両手のこわばりが出現したため、総合病院リウマチ科を受診。「血液検査ではリウマチの値も炎症もないが、エコーでは炎症がみられる」とのことで、はっきりリウマチとは診断されなかった。
●リウマチ因子(-)、CRP 0.07
その後3カ月ごとに検査をして様子をみていたところ、最近になってなぜか突然、弱い薬からの服薬治療を勧められた。
血液検査ではリウマチの値は(-)で、炎症反応も全くなかった。診断もはっきりされていないのに、治療はしたくないと思い、”リウマチ・倉敷・名医”で検索し、当院ホームページを見ての受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、
●CRP 0.03、MMP-3 30.2 (抗CCP抗体は調べていない)
初診時の検査データと併せてみても、リウマチの可能性は低く、炎症所見も全くないので、治療は必要ない状態であることがわかりました。
診察してみると、股関節が左右ともずれているために、肩や首などに痛みが生じ、その影響もあって血流が悪くなり、手指も痛むような状況でした。
両手X-Pでは、老化による変形性指関節症が軽度みられました。
手指の痛みが気になるのであれば、手を動かす運動をするよりも、全身を動かすこと、特に下肢の筋力をつけ、血流をよくすれば、その結果として痛みは軽減していくだろうとお話ししました。
何度もお伝えしていますが、炎症がなければ、治療は必要ありません。
この患者さんはリウマチ因子はありませんでしたが、たとえリウマチの体質があったとしても同じです。
炎症もないのに通院を続けてしまうと、必要のない薬を投与されてしまうことがよくあるのです。