リウマチと誤診された正常な人

リウマチ専門病院と大学病院で誤診された患者さん

今回ご紹介するのは、リウマチと診断され内服治療をしていたが、リウマチではなかったという70代男性の方です。

≪受診前の経過≫
両膝関節痛が出現したため、リウマチの専門病院を受診しました。リウマチと診断されましたが、念のためにと大学病院を紹介されました。大学病院でもリウマチだろうということで、免疫抑制剤リウマトレックス4cap/週の内服治療が開始されました。内服していても症状は一向に改善しなかったので友人に相談すると、当院を紹介されました。そしてはるばる遠方から、バスと電車を乗り継いで来院されました。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
農業をされていることもあってか、手指はごつごつしていて、ヘバーデン結節が目立ちました。膝関節のレントゲンをみると、軟骨がすり減り、歩行に支障があるように思えました。
検査すると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともになく、全身の炎症を表すCRPも、関節の炎症を表すMMP-3も正常でした。病気はどこにもないのに、リウマチの専門病院や大学病院で誤診し、治療をするという何とも残念なケースです。この方は副作用がなく、お元気なことが幸いでした。
近々来院されるので、リウマチではない旨を詳しく説明し、エアロバイクなど負担の少ない筋トレやリハビリのアドバイスをしようと思っています。

この方のように、リウマチと診断されていても、リウマチ因子、抗CCP抗体がない方はリウマチではなく、CRPもMMP-3も正常だという方は治療の必要はない、ということを理解してください。
もし心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチと誤診された正常な人

  1. 誤診   潰瘍性大腸炎(自己免疫疾患)であったがために、ただの足の痛みが関節リウマチと誤診され治療された

  2. 誤診   リウマチ因子も抗CCP抗体も、炎症所見も何もないのにリウマチと診断(総合病院リウマチ科)

  3. 誤診⑱五十肩を関節リウマチと診断し、免疫抑制剤を投与されそうになった

  4. 全く健康な女性をリウマチに仕立て上げ、色々な生物製剤を投与(誤診と詐欺)

  5. 老化による指の変形をリウマチと誤診(総合病院リウマチ科)

  6. 整形外科でも総合病院のリウマチ科でもまたまた誤診。病気でない人がリウマチに。

  7. リウマチではないのに一方的に誤診され、劇薬のステロイド剤と免疫抑制剤が処方されたケース(まさに詐欺行為)

  8. リウマチは全くないのに、足を見ただけで「リウマチ」と診断されたケース

  9. 誤診に誤診を重ねたケース②全く正常なのにリウマチと誤診され、様々な生物製剤を投与。副作用で皮膚症状が出るとリウマチ性乾癬と誤診し、その治療まで。

  10. リウマチが全くないのに、変形性指関節症をリウマチと誤診。必要のないプレドニンやリウマトレックスが出されていた。

  11. 炎症所見も、リウマチ因子も抗CCP抗体も全くないのに、リウマチ治療をされたケース

  12. リウマチ専門病院と大学病院で誤診された患者さん

  13. リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体全てマイナス。

  14. 本当にリウマチ?

  15. リウマチではないのに治療するなんて

  16. リウマチ因子も炎症所見もない。それなのにリウマチ?

  17. 全くリウマチは認められない

  18. 診断基準を満たしていないのに治療?

  19. 炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

    炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

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