リウマチと誤診された正常な人

炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

今回ご紹介するのは、回帰性リウマチと診断された40代の男性が、本当にリウマチなのかどうかということで来院された症例です。

≪受診前の経過≫
左手首に腫れと痛みが出現。整形外科を受診したことろ、リウマチ専門病院を紹介されました。そこでのMRI検査で、左手根骨の腫脹と滑膜の増殖があり、びらんも疑われました。左手根骨周囲の腱鞘炎であろうという診断でした。
検査では、リウマチ因子、抗CCP抗体ともになく、CRP(±)、MMP-3は74.1とほぼ炎症はみられませんでした。主治医からは、回帰リウマチと診断されたようで、リウマトレックス2cap/週が処方され、「今後は生物製剤の注射に変わる」と言われました。
初診の時、データに異常がないことを不審に思っていたことと、今後金額がかかる注射に変更するということもあり、本当にリウマチなのかどうかもう一度確認したくて、当院を受診されました。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参した検査データをみてみると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともにマイナス、関節破壊も炎症所見もほぼ認められませんでした。リウマチの診断基準も満たされておらず、活動性もないので、リウマチの診断はできない状況で、当然治療は必要ないケースでした。

回帰リウマチは100%否定できませんが、発作が起きたときの炎症所見はほぼなく、関節の破壊ありません。リウマチ因子もないことから、可能性は非常に低く、今回は手首に炎症を起こしただけ、いわゆる腱鞘炎であると考え、専門医での治療を勧めました。

炎症もはっきりしないので、リウマトレックスは不必要であり、生物製剤はまったく必要のない症例であり、誤診も甚だしい。

上記のように、ご自身が受けられている治療に少しでも不安や気になることがあるという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチと誤診された正常な人

  1. 誤診   潰瘍性大腸炎(自己免疫疾患)であったがために、ただの足の痛みが関節リウマチと誤診され治療された

  2. 誤診   リウマチ因子も抗CCP抗体も、炎症所見も何もないのにリウマチと診断(総合病院リウマチ科)

  3. 誤診⑱五十肩を関節リウマチと診断し、免疫抑制剤を投与されそうになった

  4. 全く健康な女性をリウマチに仕立て上げ、色々な生物製剤を投与(誤診と詐欺)

  5. 老化による指の変形をリウマチと誤診(総合病院リウマチ科)

  6. 整形外科でも総合病院のリウマチ科でもまたまた誤診。病気でない人がリウマチに。

  7. リウマチではないのに一方的に誤診され、劇薬のステロイド剤と免疫抑制剤が処方されたケース(まさに詐欺行為)

  8. リウマチは全くないのに、足を見ただけで「リウマチ」と診断されたケース

  9. 誤診に誤診を重ねたケース②全く正常なのにリウマチと誤診され、様々な生物製剤を投与。副作用で皮膚症状が出るとリウマチ性乾癬と誤診し、その治療まで。

  10. リウマチが全くないのに、変形性指関節症をリウマチと誤診。必要のないプレドニンやリウマトレックスが出されていた。

  11. 炎症所見も、リウマチ因子も抗CCP抗体も全くないのに、リウマチ治療をされたケース

  12. リウマチ専門病院と大学病院で誤診された患者さん

  13. リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体全てマイナス。

  14. 本当にリウマチ?

  15. リウマチではないのに治療するなんて

  16. リウマチ因子も炎症所見もない。それなのにリウマチ?

  17. 全くリウマチは認められない

  18. 診断基準を満たしていないのに治療?

  19. 炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

    炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

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