その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
リウマチ性多発筋痛症(PMR)と診断された女性のケース
プレドニン嫌いの方が、家族の反対を押し切って東京から来岡。
リウマチ性多発筋痛症(PMR)と診断され、プレドニンを処方された。
しかし効果よりも副作用が心配で、プレドニンを使わない治療を求めて当院へ。
≪受診前の経過≫
2022年3月、背骨が痛く、両肩がずっしり重く、手や腕に力が入らなくなった。かかりつけ医に相談し、総合病院整形外科を紹介され受診。特に診断はされず、鎮痛剤や湿布で対応していた。
●CRP 3.15
7月、両手足がパンパンに浮腫み、同病院総合内科を受診。病名は付かなかったが、プレドニン(5)2T/日が開始となった。現在は(1)4T/日。
●リウマチ因子(-)、CRP 5.32、MMP-3 449.6(抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体は測定なし)
12月、総合内科のドクターに紹介されたリウマチ科を受診。そこで初めてリウマチ性多発筋痛症(PMR)と診断された。
プレドニンは飲みたくなかったが、仕方なく服用を続けることにした。
2024年10月、あくびをすると首筋や顎に痛みを感じるようになった。これはプレドニンの副作用だと思い、服用を中止してみた。すると、痛みは増強した。
以前から当院のホームページを見ていて、プレドニンの服用には強い抵抗があり、他に良い治療はないかと思い、家族の反対を押し切って来岡し、受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、リウマチ因子は陰性、抗CCP抗体と抗GAL欠損IgG抗体は調べられていませんでした。リウマチ因子だけを調べて、PMRと診断されていたようでした。しかし発症時の症状からみてもPMRに間違いないと思われます。
直近の検査データは、プレドニン4㎎/日で炎症所見は認められず、PMRの活動性は抑えられているようでした。
当院で検査してみると、
●リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、抗GAL欠損IgG抗体(-)、CRP(±)、MMP-3 58.0
来院するにあたって、数日前からプレドニンを中止していたようですが、炎症が少し出てきているので、まだ中止できる状況ではないということを説明しました。
PMRは、いつかは活動が止まり、治療しなくてもよくなることがありますが、今はその時ではないため、プレドニンの継続が望ましいことを説明しました。
今後、更に調子が良いことが続けば、プレドニンの減量を検討していくことを話しました。
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