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リウマチ性多発筋痛症・成人スチル病
リウマチ性多発筋痛症、大学病院でもリウマチと誤診されやすい
今回ご紹介するのは、リウマチ性多発筋痛症をリウマチと誤診されていたという70代男性です。
≪受診前の経過≫
2016年、右膝痛が出現したため、近医受診。2度抜水してもらいましたが、「大きい病院で診てもらったほうが良い」ということで大学病院を紹介してもらいました。紹介先がリウマチ膠原病科ということだったため、自分はリウマチだと思っていたそうです。
2017年、大学病院を受診。リウマチと言われた記憶はありませんが、抗リウマチ薬のケアラム1T/日を処方されました。
2019年頃から両肩痛が強くなり、両手第3,4指の第1,2関節に痛みと腫れが出現したため、メトトレキサート3c/日が追加されました。内服しても肩や指の痛みが軽減しないため、自己判断によりメトトレキサートの服用は中止しました。
痛みが軽減しないので、知人の紹介で当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
検査してみると、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体すべてマイナスであり、リウマチではありませんでした。しかし全身の炎症を表すCRP、滑膜炎を表すMMP-3はともに上昇していることから、リウマチ性多発筋痛症であることが判明し、診断も治療内容も全く違っていたことを詳しく説明し、今後この治療を開始することにしました。

リウマチ性多発筋痛症・成人スチル病
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また「MMP-3(関節の破壊)の上昇」の理解ができないリウマチの専門医。関節リウマチと誤診し、間違った治療へ。
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成人スチル病-以前から寛解状態なのに、免疫抑制剤やステロイドなど不必要な薬が大量に投与され体調を崩した-
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リウマチ性多発筋痛症…また関節リウマチと誤診され治療
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どこの病院でもわからない病気、リウマチ性多発筋痛症(いつもリウマチと誤診される)
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リウマチ性多発筋痛症、大学病院でもリウマチと誤診されやすい
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誤診されたうえに、入院・手術までされたケース
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リウマチ性多発筋痛症と関節リウマチの二つの病名が付き、同時に治療をされていたケース
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当院ホームページ(リウマチ 誤診)でリウマチ性多発筋痛症が判明したケース
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リウマチと診断された方の検査データ。本当はリウマチ性多発筋痛症だった
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成人スチル病と診断されるまで
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総合病院で病名が告げられないまま、リウマチの治療をされていた
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実は多い!リウマチ性多発筋痛症
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リウマチ因子、抗CCP抗体マイナス。MMP-3(滑膜炎)のみ上昇。