リウマチ性多発筋痛症・成人スチル病

リウマチ因子、抗CCP抗体マイナス。MMP-3(滑膜炎)のみ上昇。

リウマチ性多発筋痛症と診断されたのに、リウマチもあると言われ、どちらの治療もうけていた症例
<67歳・男性>
右膝に痛みが出現したため、リウマチ専門医を受診。そこで検査したところ、非常に珍しいリウマチ性多発筋痛症だと診断された。プレドニン(5)3Tで著効を示したため、その後1Tに減量された。その時には、サラゾピリンも併用されている。その後、関節痛が再発したので、主治医は関節エコーをチェック。骨破壊がみられたので、「リウマチもある」ということで、生物製剤アクテムラとリウマトレックスが追加された。アクテムラ皮下注20回の後、痛みが消失し、アクテムラは中止となった。2~3か月の後に、また右膝の関節痛が出現し、歩行困難な状態になった。生物製剤はエンブレルに変更されたが、2週間経過するも、改善されないため当院受診となった。

検査してみると、確かにリウマチ因子、抗CCP抗体ともにマイナスで、MMP-3のみ上昇しているので、リウマチ性多発筋痛症であるには間違いなかったが、右膝の関節液を調べてみると、炎症所見はなく、変形性膝関節症が原因だと思われた。

この患者さんは、リウマチ性多発筋痛症と変形性膝関節症を合併しているのが、正しい診断だと思われる。しかしこのケースは、考えられないリウマチを合併したとして、それぞれの薬が出て治療されている。到底認められない治療である。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

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