その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
高齢者に安易にステロイドを使うな
今回ご紹介するのは、ご家族が今の治療に対して疑問をもたれたために来院された80代女性です。
≪受診前の経過≫
2021年9月、自宅で転倒し、総合病院の外科に緊急搬送された。
下肢の浮腫みなどで歩行困難になったため、外科から内科に転科した。
しかし原因がわからず、さらにリウマチ科に転科した。そこでの血液検査の結果、手はリウマチ、肩はリウマチ性多発筋痛症と診断され、プレドニン(5)1.5T/日、ケアラム1T/日が開始となった。ジセレカも一時的に処方された。
下肢の浮腫みは改善したが、リウマチは治っていないと言われ、治療は続いた。当初プレドニンは3カ月の使用と聞いていたが、増減を繰り返しながら現在も継続。
2023年7月と9月、脳梗塞を発症し脳神経外科で治療。この間もプレドニンとケアラムは継続されていた。
ワーファリンとケアラムの併用は禁忌のはずだが、病院間の連携がとれていないことに不信感があった。それに加え、リウマチの自覚症状がないので、本当にリウマチなのか、プレドニンの服用は必要なのか疑問に思うようになり、ネットで検索。当院のホームページを見ての来院となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、
リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、抗核抗体(-)、CRP 7.93、MMP-3 データなし
リウマチの体質はなく、考えられる病気はリウマチ性多発筋痛症でした。
ただ抗GAL欠損IgG抗体が調べられていないので、関節リウマチではないとは断定できませんでしたので、当院で詳しく検査しました。
抗GAL欠損IgG抗体(-)でしたので、やはりリウマチではなくリウマチ性多発筋痛症であることが明らかになりました。CRPは(1+)で炎症は抑えられていない状態でした。
この方の主治医は、リウマチの専門医であるのに、抗GAL欠損IgG抗体を調べず、リウマチではない患者さんをリウマチと誤診していました。そのうえ2年もの間、関節の炎症を表すMMP-3を一度も調べていませんでした。これは「アウト」と思われます。
さらには、3カ月の間に2回も脳梗塞を発症しているにもかかわらず、その間もその後も、プレドニンを投与し続けるという治療をしていました。考えられません。
高齢者にリスクしかないプレドニンを、初めから投与するなんてあってはならないことなのです。それでもプレドニンの量が足らず、炎症は抑えられていませんでした。
私は、「リスクしかないプレドニンはすぐに中止し、炎症に関しては他の抗炎症剤を使って治療をしましょう」とお伝えしました。
リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
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リウマチ性多発筋痛症(PMR)と診断された女性のケース
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リウマチの可能性もないのに通院を続けると、誤診を生み薬を投与されてしまうケースの一例
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膠原病でシェーグレンの可能性があると言われていた。最近朝のこわばりやふくらはぎの痛みが出現したので、リウマチではないかと当院受診
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初期の関節リウマチと診断され、リウマトレックスが処方されたが、実は変形性膝関節症だった
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変形性膝関節症が関節リウマチと間違えられたケース
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ドクターの思い込みで関節リウマチと誤診される
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たとえリウマチの体質があったとしても、炎症所見がなければ治療は必要ない
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誤診 潰瘍性大腸炎(自己免疫疾患)であったがために、ただの足の痛みが関節リウマチと誤診され治療された
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誤診 両肩の関節痛が、大学病院でリウマチと誤診される(リウマチ因子や炎症反応全てなし)
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誤診 リウマチ因子も抗CCP抗体も、炎症所見も何もないのにリウマチと診断(総合病院リウマチ科)
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治らなかった首の痛みが、股関節の調整で改善
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どこの整形外科に行っても治らない左肩の激痛で夜も眠れず。当院での股関節調整法で、直後に症状改善
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誤診⑱五十肩を関節リウマチと診断し、免疫抑制剤を投与されそうになった
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リウマチ性多発筋痛症…また関節リウマチと誤診され治療
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老化による指の変形をリウマチと誤診(総合病院リウマチ科)
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