膠原病も体質があるだけで活動性がないので、治療はまったく必要がない

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リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
膠原病も体質があるだけで活動性がないので…

リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある

今回ご紹介するのは、”膠原病の値は出ているが、リウマチではない”と言われた40代男性です。

≪受診前の経過≫
2023年8月、右第2指第2関節が痛み、強く握ることができなかった。
9月、整形外科を受診。血液検査の結果「膠原病の値は出ているが、リウマチではない」と言われ、鎮痛剤が処方された。
痛みの原因は何なのか、膠原病の体質がある、ということはどういうことなのか知りたく、ネットで「膠原病　リウマチ科」を検索し、当院ホームページを見てからの受診となった。

≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データ
　　　　　リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、CRP(-)、抗核抗体(+)
リウマチの体質は全くありませんでした。抗核抗体陽性なので、膠原病の体質は持たれていますが、炎症所見は全くなく、補体値正常のため活動性もないので、治療の必要はないことを詳しく説明しました。
手指の関節裂隙は、狭小化がみられ、そのために使えば痛みが出る状態であることを話しました。

膠原病も体質がある(抗核抗体陽性)だけでは、治療の対象にならないのは常識です。
しかし、残念ながら見切り発車的に治療をされている先生方が、非常に多くおられます。
本来ならば、
　・高熱や関節痛、レイノー現象など特有の症状
　・血清補体価の低下
これらがみられた場合には、治療が必要となります。

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その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

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