リウマチと誤診された正常な人

老化による指の変形をリウマチと誤診(総合病院リウマチ科)

今回ご紹介するのは、隠れリウマチと誤診された50代女性の方です。

≪受診前の経過≫
2021年夏頃、両膝に違和感があり、屈伸や正座ができなかった。
2022年1月、両腕が挙がらなくなり、整骨院へ行くと五十肩と言われた。股関節まわりにも痛みが出現した。
2~3月、肩や両手首に痛みが出現。
6月、総合病院を受診。隠れリウマチと診断され、リウマトレックス4c/週が開始となった。
免疫抑制剤を服用すると、水虫が悪化したため中止した。
過去の血液検査で抗CCP抗体がマイナスだったので、本当にリウマチなのか知りたく、当院ホームページを見て来院された。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データをみると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともにマイナス、滑膜炎を表すMMP-3は正常値でした。この検査結果でなぜリウマチと診断されたのか患者さんに聞くと、指を触って「リウマチだろう」と言われたということでした。
詳しく検査してみると、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体全てマイナスで、リウマチはなく、治療の必要もありませんでした。
診察すると、両膝や手指の関節のすき間は狭くなっており、無理をすると痛みが生じる状態でした。

全くリウマチではない人が、手指の変形(変形性指関節症)だけで『隠れリウマチ』と診断され、免疫抑制剤のリウマトレックスを内服させられたために水虫が悪化してしまった、という何とも笑えないケースだったのです。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチと誤診された正常な人

  1. 誤診   潰瘍性大腸炎(自己免疫疾患)であったがために、ただの足の痛みが関節リウマチと誤診され治療された

  2. 誤診   リウマチ因子も抗CCP抗体も、炎症所見も何もないのにリウマチと診断(総合病院リウマチ科)

  3. 誤診⑱五十肩を関節リウマチと診断し、免疫抑制剤を投与されそうになった

  4. 全く健康な女性をリウマチに仕立て上げ、色々な生物製剤を投与(誤診と詐欺)

  5. 老化による指の変形をリウマチと誤診(総合病院リウマチ科)

  6. 整形外科でも総合病院のリウマチ科でもまたまた誤診。病気でない人がリウマチに。

  7. リウマチではないのに一方的に誤診され、劇薬のステロイド剤と免疫抑制剤が処方されたケース(まさに詐欺行為)

  8. リウマチは全くないのに、足を見ただけで「リウマチ」と診断されたケース

  9. 誤診に誤診を重ねたケース②全く正常なのにリウマチと誤診され、様々な生物製剤を投与。副作用で皮膚症状が出るとリウマチ性乾癬と誤診し、その治療まで。

  10. リウマチが全くないのに、変形性指関節症をリウマチと誤診。必要のないプレドニンやリウマトレックスが出されていた。

  11. 炎症所見も、リウマチ因子も抗CCP抗体も全くないのに、リウマチ治療をされたケース

  12. リウマチ専門病院と大学病院で誤診された患者さん

  13. リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体全てマイナス。

  14. 本当にリウマチ?

  15. リウマチではないのに治療するなんて

  16. リウマチ因子も炎症所見もない。それなのにリウマチ?

  17. 全くリウマチは認められない

  18. 診断基準を満たしていないのに治療?

  19. 炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

    炎症もはっきりしないのに、リウマトレックスは不必要。生物製剤はまったく必要ない。

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