その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
その他の疾患
CRPの上昇がみられたら…
これは約2年前からリウマチ治療をしている患者さんの検査データです。
現在は、リウマトレックス3c/週でリウマチの活動性を抑えることができています。
先日、過去(前回)の検査データについての質問を受けました。
「CRPが以前は(±)でしたが、今回は(1+)になっているので、やっぱりリウマチが悪くなったのでは?」と心配されていました。
それでは、質問のあった検査データをみていきましょう。
まず、リウマチの活動性の指標としている【CRPとMMP-3】をみてみましょう。
全身の炎症を表すCRPは(1+)と上昇していますが、滑膜炎を表すMMP-3は正常値なので、リウマチの活動性はなさそうですね。
では、【白血球、好中球、リンパ球、α2-グロブリン】をみていきましょう。
白血球数は、いつもは5000~6000代でしたが、今回は8500と上昇しています。
そして好中球も上昇、急性炎症を表すα2-グロブリンも上昇しています。
このことから、今回のデータは、リウマチによる炎症ではなく、(この日だけ?)体調が悪く、細菌による軽い感染症(ご本人も気づかない程度)にかかっていたということが予想されます。
実際にその後の検査データでは、以前のとおりに戻っています。
発熱があった時に病院を受診し、CRP上昇の上に、たまたまリウマチ因子が陽性だということで、リウマチ治療を開始されたという方が、今まで十数人いらっしゃいました。
CRPが上昇した時には、まず白血球数の上昇がないのか、細菌やウイルス感染(好中球やリンパ球の上昇)がないのか、を確認していく必要があります。
リウマチの活動性が高ければ、滑膜炎を表すMMP-3は上昇します。
CRP上昇の原因が一体何なのかを見極めていくことは、リウマチ治療を行う上ではとても大切なことなのです。
これは当たり前のことなのですが、一度もチェックしたのをみたことがありません。
「CRPの上昇がみられたら、まずは感染症を疑う」というのが私の考えです。
現在は、リウマトレックス3c/週でリウマチの活動性を抑えることができています。
先日、過去(前回)の検査データについての質問を受けました。
「CRPが以前は(±)でしたが、今回は(1+)になっているので、やっぱりリウマチが悪くなったのでは?」と心配されていました。
それでは、質問のあった検査データをみていきましょう。
まず、リウマチの活動性の指標としている【CRPとMMP-3】をみてみましょう。
全身の炎症を表すCRPは(1+)と上昇していますが、滑膜炎を表すMMP-3は正常値なので、リウマチの活動性はなさそうですね。
では、【白血球、好中球、リンパ球、α2-グロブリン】をみていきましょう。
白血球数は、いつもは5000~6000代でしたが、今回は8500と上昇しています。
そして好中球も上昇、急性炎症を表すα2-グロブリンも上昇しています。
このことから、今回のデータは、リウマチによる炎症ではなく、(この日だけ?)体調が悪く、細菌による軽い感染症(ご本人も気づかない程度)にかかっていたということが予想されます。
実際にその後の検査データでは、以前のとおりに戻っています。
発熱があった時に病院を受診し、CRP上昇の上に、たまたまリウマチ因子が陽性だということで、リウマチ治療を開始されたという方が、今まで十数人いらっしゃいました。
CRPが上昇した時には、まず白血球数の上昇がないのか、細菌やウイルス感染(好中球やリンパ球の上昇)がないのか、を確認していく必要があります。
リウマチの活動性が高ければ、滑膜炎を表すMMP-3は上昇します。
CRP上昇の原因が一体何なのかを見極めていくことは、リウマチ治療を行う上ではとても大切なことなのです。
これは当たり前のことなのですが、一度もチェックしたのをみたことがありません。
「CRPの上昇がみられたら、まずは感染症を疑う」というのが私の考えです。
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