
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の疾患
今回ご紹介するのは、リウマチ治療中ひどい貧血になったという80代女性の方です。
リウマチ治療をされている方のご家族からのご相談が、リウマチSOSにありました。
2013年に総合病院でリウマチと診断され治療を開始。現在、痛みはないということです。
2022年よりひどい貧血になり、これまで3回ほど輸血をし、年末には蜂窩織炎で発熱、一週間の入院となったということです。これまで感染症の症状も繰り返し出現していたとのこと。
2023年1月20日には、即日輸血となるほどHbが低値となっていたそうです。
今の治療を継続していても良いのか、という内容でした。
送られてきた検査データをみると、白血球、赤血球ともに低値でした。網赤血球は高値で、末梢血の赤芽球が出現していました。
これらのことから、再生不良性貧血、白血病、骨髄異形成症候群が考えられました。
今の状態にリウマチは関わっていないことを説明し、今な至急血液内科を受診することが必要だとアドバイスしました。
このようにリウマチの治療をしているケースで、関節以外の症状が出現した時には、リウマチ以外の病気を考え、その専門を早く受診することが大事です。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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