
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
今回ご紹介するのは、リウマチ性多発筋痛症をリウマチと誤診されていたという70代男性です。
≪受診前の経過≫
2016年、右膝痛が出現したため、近医受診。2度抜水してもらいましたが、「大きい病院で診てもらったほうが良い」ということで大学病院を紹介してもらいました。紹介先がリウマチ膠原病科ということだったため、自分はリウマチだと思っていたそうです。
2017年、大学病院を受診。リウマチと言われた記憶はありませんが、抗リウマチ薬のケアラム1T/日を処方されました。
2019年頃から両肩痛が強くなり、両手第3,4指の第1,2関節に痛みと腫れが出現したため、メトトレキサート3c/日が追加されました。内服しても肩や指の痛みが軽減しないため、自己判断によりメトトレキサートの服用は中止しました。
痛みが軽減しないので、知人の紹介で当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
検査してみると、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗GAL欠損IgG抗体すべてマイナスであり、リウマチではありませんでした。しかし全身の炎症を表すCRP、滑膜炎を表すMMP-3はともに上昇していることから、リウマチ性多発筋痛症であることが判明し、診断も治療内容も全く違っていたことを詳しく説明し、今後この治療を開始することにしました。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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