
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
今回ご紹介するのは、必要のない治療をされていた60代男性です。
≪受診前の経過≫
2021年10月、左手指に腫れと痛みが出現。その後、右手にも痛みが出現し、ペットボトルの蓋があけられなくなった。
11月、総合病院の整形外科を受診。検査(血液・レントゲン)の結果、変形性指関節症で、第一関節はヘバーデン結節と診断され、鎮痛塗り薬が処方された。
2022年1月、症状が改善しないため、再度受診。検査(血液・レントゲン)の結果、リウマチはないと言われた。
4月、担当医が変わり、痛みが治まらないことを伝えると、プレドニン(5)1Tが処方された。その後、プレドニンは7㎎/日となり、痛みは消失した。
10月、また担当医が変わり、「プレドニンの処方はできない。当院ではリウマチのような病気の治療はできない」とのことで、リウマチ専門クリニックに転院を余儀なくされた。
紹介されたクリニックを受診すると、検査の結果「リウマチ因子も炎症所見もないが、MMP-3が高値」だということで、関節リウマチと診断され、治療が開始された。プレドニン(5)1T、リウマトレックス2cが処方され、その後ケアラムが追加となった。
2023年6月、MMP-3が高値のままなので、生物製剤アクテムラの追加を告げられた。
今までも少しは感じていたが、薬が多いと思い、薬剤師をしている娘に相談。「あまりにも薬が多いので、セカンドオピニオンを受けたらどうか」と勧められ、ネットで検索。自分と似たような症例を当院ホームページで見つけ、電話相談となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
これまでの検査データをみると、
・リウマチ因子、抗CCP抗体 どちらも陰性で炎症もないので、関節リウマチはないことは明らか
・CRPの上昇は経過一度もない(治療すべき病気はない)
・MMP-3の上昇はプレドニン内服によるものと思われる
しかしこのドクターは、MMP-3の上昇を関節リウマチの活動性ありと思い込んだと、考えられました。
・初めの診断である、変形性指関節症(ヘバーデン結節)が正しいこと
・関節リウマチは初めからないので、今の治療は必要ないこと
・もちろん生物製剤アクテムラの治療もいらない
ということを説明しました。
このケースの問題点は、
①変形性指関節症(ヘバーデン結節)は老化現象なので、痛みがあるときは鎮痛剤くらいしか治療がないことを、はっきり説明しなかったドクターA
②変形性指関節症なのに、痛みがあると言われたことで、処方すべきではないリスクの高いプレドニンを7㎎も投与し続けた、罪の重いドクターB
③変形性指関節症で、特別な薬はないということを詳しく説明もせず、プレドニンを出したくないがために、一方的にリウマチ専門クリニックに、転院させたドクターC
④リウマチ専門クリニックのドクターでありながら、リウマチ因子も炎症所見(CRP)もなく、リウマチは存在しない。それなのにMMP-3が上昇していただけで、リウマチと診断し、プレドニン、リウマトレックス、ケアラムを投与し、さらにはアクテムラも投与しようとしたこと。(何を治すための治療なのか全く理解できていない。リウマチなど存在しないのに…)
MMP-3の上昇はプレドニンによるものだということを知らない、勉強不足だと思われるドクターD
全ての患者さんに伝えます。自分の病気をもっと知ってください。
・自分は何の病気なのか
・どんな薬を飲んでいるのか
・いつ治るのか
担当医に聞くべきであり、知るべきです。
答えが返ってこないのなら、医者(病院)を変えることも考えてください。
今は情報があふれている時代です。
決して医者任せにせず、自分の病気や飲んでいる薬について調べ、患者としての自覚を持っていただくことを、私は望んでいます。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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