その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
間違いだらけのリウマチ医療④
複数の大学病院で、リウマチの診断基準を無視し、リウマチでない人を勝手にリウマチと診断し治療。誤診を通り越し、詐欺行為に近いケース。こんな人たちが学生に教えているなんて。
今回ご紹介するのは、リウマチの数値が出ていないのに、治療が必要なのか疑問に思われ来院された50代女性です。
≪受診前の経過≫
2022年8月、左第2指、右第3指を曲げると痛みが出現したため、整形外科を受診。内服と湿布で様子をみる。
9月、症状は改善せず、他の指の痛みも出現したため、大学病院を受診した。そこでリウマチの数値は出ていなかったが治療が開始となり、リウマトレックスが処方された。しかし内服するも、症状は改善しなかった。
11月、仕事の都合上、別の大学病院を紹介してもらい受診。リウマチ科のドクターに「リウマチの数値は出ていないが、そういう人はいっぱいいるので治療しましょう」と言われ、リウマトレックスが処方された。この時「リウマトレックスは、今症状のない指が曲がらなくなるのを予防する薬です。今痛くて曲がらない指を治す薬ではありません」と説明された。
最近になって「今までの薬は効かないようなので、注射にしましょう」と言われた。
しかしリウマチの数値が出ていないのに、リウマチの治療が本当に必要なのか疑問に思い、当院受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、
リウマチ因子(-)、CRP(-)、MMP-3 30.4
リウマチ因子もなく、炎症所見もないため、リウマチでないことは明らかでした。
そのために治療は必要ない状態だと考え、リウマトレックス内服を中止していただきました。
手指をレントゲンでみてみると、関節裂隙は狭小化しており、動かしづらく、そのために使えば痛みが出るということを詳しく説明しました。
検査に異常(炎症)が出ないリウマチは存在しないのです。
検査に出ないのであれば、
①使い過ぎによる筋肉痛や関節痛
②老化に伴う変形性関節症
③線維筋痛症
しか考えられません。いずれもリウマチではないので、リウマチの薬を出しても全く効くはずもありません。
リウマチの診断基準を何ひとつ満たしていないのに、大学病院の専門のドクターが診断基準を全く無視し、間違った診断をし治療をするなんて、言語道断です。
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