私は全身性強皮症。リウマチが合併したの？

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リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある
私は全身性強皮症。リウマチが合併したの？…

リウマチの体質はないが、リウマチに似た症状がある

今回ご紹介するのは、リウマチの合併を心配して来院された、40代女性のケースです。

≪受診前の経過≫
2021年頃より冬になると、起床時にこわばりが出現するようになった。レイノー現象も時々あった。最近、急に右肘が痛むようになった。
膠原病（限局皮膚硬化型全身性強皮症）だが活動性がないため、治療はしていなくて経過観察中。痛むので、リウマチも合併しているのではないかと心配になり、受診となった。

≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データを見ると、
　　●リウマチ因子(-)、CRP(-)、MMP-3　76.7
当院での検査データ
　　●リウマチ因子(-)、抗CCP抗体(-)、CRP(-)、血清補体価　33.2
どちらのデータを見ても、リウマチの体質は持たれていませんでした。
持参された検査データでは、MMP-3の若干の上昇がみられました。しかし、CRPが(-)、血清補体価は正常値ですので、MMP-3の上昇は許容はにないだと判断し、リウマチの合併はないので『心配はいらない』ことを伝えました。

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