なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤を??①

<79歳・男性>
全国系列の大学病院のリウマチ科で、悪性関節リウマチとの診断にて、高齢にもかかわらず、プレドニゾロン8㎎/日、プログラフ2㎎/日が処方されていた。胃薬、抗生剤など薬が増え始め、体調が崩れ症状も良くならず、体力低下も著しく悪化するため、当院に来院。

調べてみると、悪性関節リウマチの可能性は乏しく(ほぼなし)、リウマチの活動性のみ上昇していたので、抗リウマチ薬を変更する必要があると伝えた。

始めの来院から約3か月にわたり、圧迫骨折のため入院。これは、高齢にもかかわらずステロイドの大量投与による、胸椎~腰椎と広範囲の圧迫骨折が出現。来院できない状態であった。

骨折が治癒してから再来院後、アクテムラの皮下注を開始してからステロイドは離脱でき、CRP、MMP-3なども正常化し、リウマチの活動性は消失したため、現在では通常の生活が送れている。薬は、骨粗鬆症の薬のみ。

 

具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。

普通のリウマチで困っている方は、『リウマチが治った』・『リウマチが治った2』をお読みください。多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。このブログでは、そこに書けなかった症例を紹介しています。

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