 
          執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
              1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
              膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
            
リウマチ治療がうまくいっていない(炎症あり)
今回ご紹介するのは、高齢なのにプレドニンやメトレートを過剰投与されていた70代女性の方です。
≪受診前の経過≫
近くの整形外科でリウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、メトレート4cap/週を投与されていた。
検査データも詳しい説明も一切なく、体調は一向に良くならず、転倒により尾骶骨を骨折。その後骨折は治癒したが、整形外科での薬は骨折中も骨折後も変更はなかった。
腰の痛みや身体の倦怠を強く伝えるも、何も答えてもらえず「今日はリハビリをして帰りなさい」と指示された。
ご家族が心配し、インターネットで調べ当院を受診することとなった。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
来院時は、両膝に関節液が貯留し、腰痛もあるため歩行困難な状態で、生活に大いに支障があると思われました。
危険な薬を服用して治療していますが、検査してみると、CRP(4+)、MMP-3 1653とリウマチの活動性が非常に高く、全く効果が認められませんでした。そのため当院では、治療をアクテムラ皮下注(2週に1回)に変更し、効果が出れば、ステロイドは減量~中止する予定にしています。
このケースも、高齢者に抗リウマチ剤ではないステロイドを、10㎎/日と非常に大量に投与し、副作用と思われている骨折が起きても同じ薬を処方し続けていました。まるで、20~30年前のリウマチが治らなかった時代の治療を今も続けているのは驚きであり、不勉強と言わざるを得ないケースです。
上記のように、リウマチの治療をしているが症状が改善しないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
| 具体的な治療内容 | 生物製剤療法 | 
|---|---|
| 副作用・リスク ※ | 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎 | 
※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。
 
          執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
              1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
              膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
            
 
            
              その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
              多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
            
 
           
       		   
       		   
       		   
       
    
      〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸2-10
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