治療変更でステロイド減量、諸症状すべて消失!

<74歳・女性>
平成20年頃、右膝関節痛が出たため近医を受診。そこで関節リウマチと診断され、薬が処方された。痛みが軽減したため、自己判断で治療を中止した。

平成24年頃、咳が続くため、総合病院呼吸器科を受診。検査にてサルコイドーシスと診断され、肝硬変も合併しているといわれた。サルコイドーシスの治療は、プレドニン(5)6T/日から開始された。漸次影が消失し、サルコイドーシスが治癒したため、プレドニンも減量後中止となった。

その頃より、右膝関節痛がまた出現したため、同病院のリウマチ科を受診。関節リウマチの再燃だと言われ、プレドニン(5)1T/日、ケアラム、リウマトレックスを処方された。しかし、ケアラムとリウマトレックスの副作用が出たため中止となった。ステロイドが処方されていて、副作用予防で抗潰瘍剤、睡眠薬などの薬が処方された。しかし、その後moonfaceとなり、顔の毛細血管が拡張し顔が真っ赤になり、気分も良くなく、眠れない状態が出現。その旨を主治医に訴えるも、薬の見直しをしてくれず、心療内科の受診を勧められた。

約2年間、プレドニンのみの治療をしてきたが、一向に両膝の痛みがとれず、上記の様々な症状も軽減しないため、インターネットで調べて、当院を受診することにした。

持参された検査データを見ると、CRP(6+)、MMP-3 221と上昇しており、リウマチの活動性は高く、貧血も出現していて、とても良くない状態であった。右手首の変形は目立ち、両膝には関節液が貯留していて、歩行困難な状態であった。

前医で肝生検されて、肝硬変と診断がついていたが、当院での血液検査では慢性肝炎に近いデータであった。

今後当院では、治療をアクテムラに変更し、ステロイドの減量を開始した。2~3か月後には、諸症状も全て消失し、ステロイドも中止できると考えている。

具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。

普通のリウマチで困っている方は、『リウマチが治った』・『リウマチが治った2』をお読みください。多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。このブログでは、そこに書けなかった症例を紹介しています。

書籍について


関連記事

  1. 高齢者に多量のステロイドやリウマトレックスが?       …

  2. 間違われた診断。

  3. なぜ高齢者に多量の免疫抑制剤?

  4. ステロイド離脱。リウマチの活動性消失。

  5. アクテムラの治療で寛解に!

  6. プレドニン減量、活動性消失し、生活改善。

PAGE TOP