ステロイドは抗リウマチ剤ではない!

高齢なのにプレドニンやメトレートを過剰投与されていた!
<76歳・女性>
近くの整形外科でリウマチと診断され、プレドニン10㎎/日、メトレート4cap/週を投与されていた。

検査データも詳しい説明も一切なく、体調は一向に良くならず、転倒により尾骶骨を骨折された。整形外科にて骨折は治癒されたが、薬は骨折中も骨折後も変更がなかった。

腰の痛みや身体の倦怠を強く伝えるも、何も答えてくれず、「今日はリハビリをして帰りなさい」と指示された。ご家族が心配されて、インターネットで調べ、当院を受診することとなった。

来院時は、両膝に関節液が貯留し、腰痛もあるため歩行困難な状態で、生活に大いに支障がみられた。

危険な薬を服用しているが、検査してみると、CRP(4+)、MMP-3 1653とリウマチの活動性が非常に高く、全く効果が認められなかった。そのため当院では、治療をアクテムラ皮下注(2週に1回)に変更し、効果が出れば、ステロイドは減量~中止する予定である。

このケースも、高齢者に抗リウマチ剤ではないステロイドを、10㎎と非常に大量に投与し、副作用と思われている骨折が起きても変更せず、同じ薬を処方し続けている。まるで、20~30年前のリウマチが治らなかった時代の治療を、今も続けているのは驚きであり、不勉強と言わざるを得ない。

具体的な治療内容 生物製剤療法
副作用・リスク ※ 注射部位反応、上気道感染、肺炎、蜂巣炎、胃腸炎

※ 個人差はありますが、事前検査や上手な自己管理で、極力副作用を抑えることができます。

普通のリウマチで困っている方は、『リウマチが治った』・『リウマチが治った2』をお読みください。多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。このブログでは、そこに書けなかった症例を紹介しています。

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