ヘバーデン結節とブシャール結節

<62歳 女性>
平成30年10月、右手の人差し指(2)、中指(3)、薬指(4)のDIP関節の痛みが強くなり、近医を受診。そこで、リウマチと診断され、アザルフィジンを処方された。

一向に症状が良くならないため、通っている整体で相談したところ、当院を紹介され、受診することとなった。

持参された検査データをみてみると、リウマチ因子は陽性、CRPは0.05以下、抗CCP抗体はマイナスで、リウマチの活動性は全く認められなかった。滑膜炎を表すMMP-3は検査されていなかった。

手のレントゲンを撮ってみると、右手指のDIP関節は関節裂隙狭小化と石灰化がみられ、典型的な変形性指関節症であり、右の第2・3・4指のPIP関節も腫れが認められた。これらより、ヘバーデン結節、ブシャール結節と診断した。

リウマチの体質はあるが、まだ発症していないので、治療は必要ないと説明した。今後、発熱やこわばり、指の腫れがひどくなったなど、変わったことがあれば来院することを勧めた。

これは、リウマチ因子が陽性なだけで、まだ発症していないのに治療をされていた例である。

関連記事

  1. リウマチの体質があるだけでは治療の必要なし。

  2. Hb7.7、血清鉄15、フェリチン5未満。極度の貧血!

  3. HB8.5。すぐに貧血の治療が必要!

  4. リウマチの活動性がないのに治療されていた!

  5. 祖母と曾祖母がリウマチ。自分もリウマチ因子、抗CCP抗体もあ…

  6. リウマチ因子陽性のみ、炎症所見なし。

PAGE TOP