その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
リウマチ因子陽性、しかし炎症がないので治療は必要ない
今回ご紹介するのは、病気や薬の説明が何もなくリウマチ治療が始まり、不安に思われて来院された50代女性のケースです。
≪受診前の経過≫
2024年2月中旬より、両手全体に筋肉痛のような痛みが出現。
3月に入り、起床時の手のこわばりや両手首の痛みが出現したため、整形外科を受診。手指は、ヘバーデン結節と診断され漢方が処方された。リウマチではないかと心配になり、血液検査をしてもらった結果、「リウマチはグレーだね」と言われ、何の説明もなくサラゾスルファピリジンが開始となった。
約1か月後、再び血液検査をすると、「数値は下がっている。炎症反応も出ていない」ということでしたが、痛みは変わらないことを訴えると、「24時間かけて痛み止めを入れていこうか」とリウマトレックスと思われる薬の提案があった。
今後の治療に不安を感じ、”リウマチのドクター”を検索。当院ホームページを見ての来院となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データ
●リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(-)、抗核抗体(+) ※CRP、MMP-3 データなし
検査内容が不十分でしたので、当院で詳しく検査しました。
●リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(-)、CRP(-)、MMP-3 12.0
リウマチの体質は持たれていますが、炎症所見は全くありませんでした。
リウマチの活動性が認められないので、治療は全く必要ないことを説明しました。
今ある手のこわばりや痛みは、リウマチとは関わっておらず、使い過ぎや老化に伴う変形性指関節症が原因であるということをお話ししました。
何度もお伝えしますが、リウマチの体質があったとしても、「炎症がなければ治療は必要ない」のです。
この担当医は、抗リウマチ薬を痛み止め(弱:サラゾスルファピリジン、強:リウマトレックス)だと勘違いしているのではないでしょうか。しかし残念なことですが、同様のケースは意外とよくみられるのです。
リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
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リウマチ因子陽性、しかし炎症がないので治療は必要ない
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