その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
リウマチ因子陽性のために、どこに行っても関節リウマチと誤診されてしまうケース
今回ご紹介するのは、今は整形外科でリウマチ治療中のため、内科的なアドバイスをもらいたいということで受診された70代女性のケースです。
≪受診前の経過≫
2014年に「リウマチでしょう」と診断され、アザルフィジンが処方された。
その後、転院を繰り返しながらも、リウマチ治療は継続。
リウマトレックスを9cも処方されるようになり、また転院しても、検査もせずに治療が引き継がれていたりした。
「リウマチが治った」や「リウマチを止める」を読んで、内科的なアドバイスをもらいたいということで、当院受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、リウマチが発症したと思われるようなデータはありませんでした。
そこで、現在の状態を確認するために当院で詳しく検査してみると、
●リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP(±)、MMP-3 81.9
リウマチの体質は持たれていますが、活動性があるとは考えにくい結果でした。(CRPとMMP-3は少し上昇がみられますが)
リウマチは初めから発症していなかった可能性も考えられるため、この際一度、治療を中止してみてはどうかと提案しました。1カ月が経過した後に検査をして、CRPとMMP-3の上昇がなければ、今度もリウマチの活動性がないので、今は治療が必要ないということになります。逆にCRPとMMP-3が上昇していれば、リウマチの活動性があるので治療が必要になる、ということを説明しました。
ー問題点ー
①炎症所見は全くないのに、症状と家族歴だけで「リウマチでしょう」と治療が開始となったこと
②リウマトレックスが9cも処方されていたこと(MAX8c/週)
③検査もせずに、治療を引き継いでいた整形外科が複数あったこと
リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
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