リウマチの体質をもっているが、今発症していないケース(炎症なし)

リウマチの体質があるだけで、必要のないプレドニンやリウマトレックスが出されていたケース

今回ご紹介するのは、リウマチと診断され治療をされていた40代女性の方です。

≪受診前の経過≫
2019年6月、関節の痛みが強く発熱を伴ったため、リウマチを疑い専門病院を受診。回帰性リウマチと診断され、プレドニンでの治療が開始となった。
12月、手指の関節が頻繁に腫れるようになると、リウマトレックスが追加で処方された。リウマトレックスを内服すると、発疹が出現したり体調が悪くなったりしたため主治医に伝えた。すると「そのようなことは聞いたことがない。血管性のものだと、悪性リウマチになることもある」と言われた。
2021年7月頃、足裏(踵周辺)に痛みが出現し、その後しびれたような感覚が続いた。下肢静脈瘤があると言われ、弾性ストッキングを着用していた。それが原因だと思い着用を中止したが、痛みは続いた。
足裏の痛みはリウマチと関係しているのか、自分は本当にリウマチなのかと思い、当院受診となった。

≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データ(リウマチと診断された時)をみると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性で、リウマチの体質は持っていました。しかし全身の炎症を表すCRP、滑膜炎を表すMMP-3の上昇はありませんでした。
リウマチの活動性はないにもかかわらず、必要のない治療をされていたということです。
必要のないプレドニンやリウマトレックスの内服を中止し1カ月が経過したので、再検査してみました。
CRPやMMP-3の上昇もなく、今リウマチの活動性がないことが確認できました。
今後は定期的に経過をみていくことにしました。








その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

書籍について

リウマチの体質をもっているが、今発症していないケース(炎症なし)

  1. リウマチ因子陽性、全手指の関節の腫れは、ゴルフの過度の練習のせいで治療必要なし。

  2. 炎症のないリウマチは、治療必要なし。 

  3. リウマチ因子陽性だけでは、治療必要なし

  4. リウマチ因子、抗CCP抗体、抗核抗体すべて陽性。しかし炎症反応(CRP)がなければ、治療の必要なし。

  5. コロナ感染の後遺症による間質性肺炎が判明

  6. リウマチ因子や抗CCP抗体があるだけ。炎症所見もないのに、リウマトレックス投与のための予備検査。右第3指第二関節の腫れは「指を鳴らす習慣」が原因。

  7. 誤診   まだ発症もしていないのに治療開始(総合病院リウマチ科)

  8. 誤診   炎症所見も全くないのに、フルコースのリウマチ治療をされていたケース(総合病院)

  9. リウマチが発症していないのに治療を開始していたケース

  10. 誤診①検査もせずにリウマチ性多発筋痛症と勝手に診断し、ステロイド剤を大量投与する。                                誤診②リウマチの活動性がないのに、免疫抑制剤や抗リウマチ薬、生物製剤を投与

  11. 誤診17 高齢でリウマチの活動性がなく治療は必要ないのに、生物製剤が次々と変更され、更には別の病名がつけられまた別の生物製剤が投与された

  12. 8年ぶりに来院

  13. 大学病院でヘバーデン結節があるだけでリウマチと誤診され、治療を約2年されていたケース

  14. ”自然寛解”という稀なケース

  15. 炎症所見もないのに、必要のない治療がされていた

  16. 妊娠時のリウマチ治療は必要?

  17. リウマチの体質があるだけで、必要のないプレドニンやリウマトレックスが出されていたケース

  18. 「外反母趾の痛み」をリウマチと誤診し、プレドニン10㎎を処方した大学病院のリウマチ専門医

  19. 誤診に誤診を重ねたケース②まだリウマチが発症していないのに必要のない生物製剤(シンポニー)を投与。そして副作用で出た湿疹をリウマチ性乾癬と誤診。なんと治療までしていた。

  20. リウマチの体質があるだけで、活動性がないのに治療をされたケース

  21. リウマチ因子が陽性なだけで、活動性もないのに必要のない治療をされていた

  22. リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性でも、炎症所見がなければ治療の必要性はない。それなのに治療をされていたケース

  23. またもリウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで、炎症反応もないのに抗リウマチ薬(リウマトレックス)が。副作用で白血球が低下し、リウマトレックスを中止してバイオ製剤を勧められたケース

  24. リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性なだけで、活動性が全くないのにプレドニン治療が続けられていたケース

  25. 『リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性』、でも8年経過してもリウマチが一度も発症していないケース

  26. 見過ごせない誤診

  27. 炎症がなければ治療は必要ない

  28. リウマチ因子陽性イコール治療ではない

  29. リウマチであっても治療の必要がないケース

  30. 繰り返しあらわれる関節痛…短周期型のリウマチ?

  31. 長期間にわたるリウマチ治療も、今は活動性がないため治療の必要なし。

  32. CRPマイナス、MMP-3正常、リウマチの活動性なし。治療の必要はありません。

  33. 変形性指関節症なのに、リウマチの治療をされていた

  34. リウマチが発症していないのに治療をされていた<結構多いケース>

  35. リウマチ因子、抗CCP抗体ともに強陽性。しかしCRP(-)と発症していない。治療は必要ないのに、プレドニンやリウマトレックスが…

  36. リウマチ因子のみで発症してもいないのに、リウマトレクスが処方されていた。実は変形性指関節症のみ。治療中止。

  37. 発症していないのに、たくさんの抗リウマチ剤の投与で副作用出現

  38. リウマチの活動性がないのにステロイドやリウマトレックスが出されていた!

  39. リウマチの活動性がなく発症していないのに、即断治療され、そのうえ滑膜切除術まで受け、仕事も日常生活も困難…

  40. 祖母と曾祖母がリウマチ。自分もリウマチ因子、抗CCP抗体もあるがまだ発症していない。

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