リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)

リウマチ因子や抗CCP抗体が強陽性、指の痛みがあっても炎症所見はないので治療は必要ない。

今回ご紹介するのは、手指の痛みはリウマチによるものではないかと思い来院された60代男性のケースです。

≪受診前の経過≫
2024年1月から、起床時の両手のこわばり、左手指の痛みが出現。
7月からは右肘も痛むようになった。
これらの症状はリウマチによるものではないかと思い、ネットで検索し、当院ホームページを見ての受診となった。

≪当院初診時の炎症の有無≫
患者さんは、手指の痛みが出るようになったので、リウマチではないかと思い、健診を受けるタイミングで、リウマチについて調べたそうです。
  ●リウマチ因子 199、抗CCP抗体 209.6
どちらも高値で、リウマチの体質をもたれていました。
現在、リウマチが発症しているのかどうか、当院で詳しく検査してみると、
  ●リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP(±)、MMP-3 65.1
リウマチ因子も抗CCP抗体も強陽性でした。CRPは(±)ですが、現在副鼻腔炎の治療中だということでしたので、そのために若干上昇していると考えられました。滑膜炎を表すMMP-3は全く正常値でしたので、リウマチは今は発症していません。
手指のレントゲンを撮ってみると、関節のすき間はほとんどなく、使い過ぎているために、腫れや痛みが出るのではと説明しました。
今後、リウマチが発症する可能性はあることを話し、CRPとMMP-3が同時に上昇した時には治療が必要ですと説明しました。

この患者さんのように、リウマチ因子や抗CCP抗体が高ければ、「進行が速いタイプ」と言われ、すぐ治療をされてしまうケースがよくあります。しかし、「炎症がなければ治療はまったく必要ない」ということを、今一度声を大にしてお伝えしたいと思います。





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執筆者プロフィール

篠原 佳年(しのはら よしとし)

1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。

その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。




リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)

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  17. リウマチ因子や抗CCP抗体が強陽性、指の痛みがあっても炎症所見はないので治療は必要ない。

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  66. 8年ぶりに来院

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  72. 「外反母趾の痛み」をリウマチと誤診し、プレドニン10㎎を処方した大学病院のリウマチ専門医

  73. 誤診に誤診を重ねたケース②まだリウマチが発症していないのに必要のない生物製剤(シンポニー)を投与。そして副作用で出た湿疹をリウマチ性乾癬と誤診。なんと治療までしていた。

  74. リウマチの体質があるだけで、活動性がないのに治療をされたケース

  75. リウマチ因子が陽性なだけで、活動性もないのに必要のない治療をされていた

  76. リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性でも、炎症所見がなければ治療の必要性はない。それなのに治療をされていたケース

  77. またもリウマチ因子、抗CCP抗体が陽性なだけで、炎症反応もないのに抗リウマチ薬(リウマトレックス)が。副作用で白血球が低下し、リウマトレックスを中止してバイオ製剤を勧められたケース

  78. リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性なだけで、活動性が全くないのにプレドニン治療が続けられていたケース

  79. 『リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性』、でも8年経過してもリウマチが一度も発症していないケース

  80. 見過ごせない誤診

  81. 炎症がなければ治療は必要ない

  82. リウマチ因子陽性イコール治療ではない

  83. リウマチであっても治療の必要がないケース

  84. 繰り返しあらわれる関節痛…短周期型のリウマチ?

  85. 長期間にわたるリウマチ治療も、今は活動性がないため治療の必要なし。

  86. CRPマイナス、MMP-3正常、リウマチの活動性なし。治療の必要はありません。

  87. 変形性指関節症なのに、リウマチの治療をされていた

  88. リウマチが発症していないのに治療をされていた<結構多いケース>

  89. リウマチ因子、抗CCP抗体ともに強陽性。しかしCRP(-)と発症していない。治療は必要ないのに、プレドニンやリウマトレックスが…

  90. リウマチ因子のみで発症してもいないのに、リウマトレクスが処方されていた。実は変形性指関節症のみ。治療中止。

  91. 発症していないのに、たくさんの抗リウマチ剤の投与で副作用出現

  92. リウマチの活動性がないのにステロイドやリウマトレックスが出されていた!

  93. リウマチの活動性がなく発症していないのに、即断治療され、そのうえ滑膜切除術まで受け、仕事も日常生活も困難…

  94. 祖母と曾祖母がリウマチ。自分もリウマチ因子、抗CCP抗体もあるがまだ発症していない。

  95. リウマチ因子、抗CCP抗体陽性。しかしCRP、MMP-3は正常値。

  96. リウマチの活動性がないのに治療されていた

  97. ヘバーデン結節とブシャール結節

  98. 発症もしていないのに…薬で体調を崩して当院へ

  99. リウマチ因子、抗CCP抗体は陽性。しかし活動性はないので治療は必要ない

    リウマチ因子、抗CCP抗体は陽性。しかし活動性はないので治療は必要ない

  100. リウマチ因子、抗CCP抗体ともに強陽性。「あなたは将来身体障害者になります」と言われた

  101. リウマチ寛解から全快へ。非常に稀なケース(抗GAL欠損IgG抗体陽性から陰性へ)

交通アクセス

わいわいクリニック 外観写真

〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸2-10
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休診日 / 木曜・日曜・祝日

診療時間
9:00~12:00 休診休診
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