
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
今回ご紹介するのは、8年間リウマチが発症していないという40代女性の方です。
≪受当院初診時の所見(炎症の有無)≫
2013年、右手首に痛みが出現したため当院受診。検査してみるとリウマチ因子、抗CCP抗体は陽性でしたが、全身の炎症を表すCRPも、滑膜炎を表すMMP-3も正常値のため経過観察となりました。
数年後、職場の検診で甲状腺肥大を指摘されたため検査しました。マイクロゾームテスト 25600、抗Tg抗体 378.9、T3 2.90、T4 0.82、TSH 14.16から慢性甲状腺炎 橋本病であることが判明、治療を開始しました。
初診から6年経過した時リウマチについて再び検査すると、自己抗体である抗CCP抗体、抗核抗体は上昇していました。しかし、全身の炎症反応も滑膜炎もなく、リウマチの活動性は全く認められませんでした。
この方のように、リウマチの体質があっても長期にわたり発症していないケースがあることを知っていただけたらと思います。
リウマチの体質があるだけで予防的に薬を出したり、抗CCP抗体があったらすぐに治療をしなければいけないと思っているドクターが多くいます。しかし、リウマチの活動性がないのであれば、治療は必要ないということを理解してほしいものです。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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