
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
アキレス腱炎なのに、某リウマチクリニックではリウマチと診断され、治療を勧められる
≪受診前の経過≫
2023年7月、健診にてリウマチ因子(+)がわかる
8月、リウマチ専門クリニック受診。検査にて、抗CCP抗体(+)、CRP(-)で、リウマチの体質と診断され、いつリウマチが起きてもおかしくない状態と大先生に言われる。
2日後、右踵が赤く腫れ痛みがあったので再受診。若先生から「リウマチで踵が痛くなる例は少ないが、リウマチの体質があるので、今検査すればリウマチが出ていますよ。今日から治療を始めますか?こんな状態ならプレドニンを飲んだ方がいいですよ」と言われたが断った。
右踵の痛みのみで、本当にリウマチなのか、ネットで「リウマチ 岡山 おすすめ」で検索した結果、当院受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
右踵の痛みが主訴でしたので診察してみると、実際にはアキレス腱周辺の痛みで、アキレス腱炎が起きていることが判明しました。関節ではないので、リウマチの関節炎とは全く関係がないのは明白。これには主な治療はなく、冷やして安静にすることが一番で、ときには鎮痛剤の服用が良いと伝えました。
当院での検査
リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP(-)、MMP-3 31.8
リウマチの体質は持たれていますが、炎症所見は全くなく、今治療は必要ない状態であることを説明しました。念を押しますが、右踵は関節ではないので、リウマチが起きるはずはないのです。
リウマチの診断基準を満たしていない方に、リウマチだと言って治療を勧めることは、誤診を超えていて、正しい医療行為ではありません。
特にリウマチを専門としている医院なので、こんな判断をしているとは残念です。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
〒710-0133 岡山県倉敷市藤戸町藤戸2-10
TEL / 086-428-8525
受付時間 / 8:30~11:00 14:00~17:00(土曜 13:30~15:00)
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