
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
今回ご紹介するのは、リウマチと診断され治療を続けているが、本当にリウマチなのか疑問に思われ来院された70代女性です。
≪受診前の経過≫
2021年7月、右足趾に痛みがあり、総合病院受診。
リウマチ因子(+)、CRP:0.21、MMP-3:36.6
関節リウマチと診断され、生物製剤ヒュミラが開始となった
2022年8月、詳しい検査をしたが、検査結果の説明もなく、治療の変更もなかった。
リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、抗核抗体(+)、CRP:0.04、MMP-3:45.4
ヒュミラの注射をしていても良くなっているという実感はなかった。
ご家族が当院を受診されリウマチではなかったので、自分も本当にリウマチなのか疑問に思い、受診となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データから、
・リウマチの体質をもっている
・CRPやMMP-3の上昇がない
つまり、リウマチは発症していないので、治療は必要ないということが判明しました。
では、今ある手指の痛みの原因は何かと、レントゲンでみてみると、
・関節裂隙の狭小化
・関節のずれ(過去に重たいものをもつ仕事をしていたため)
がみられました。このために、痛みが出ていることを説明しました。
必要のない治療は中止し、「本当にリウマチの発症が認められた時に治療をしましょう」とお話ししました。
執筆者プロフィール
篠原 佳年(しのはら よしとし)
1950年生まれ、徳島県池田町出身。岡山大学医学部大学院卒業後、岡山大学部第三内科を経て、現在、医療法人わいわい・クリニック理事長、医学博士。
膠原病、主に関節リウマチを専門としている。一早く生物学的製剤アクテムラを導入し、全国から多くの方が来院。現在まで約700例の実績。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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