
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
今回ご紹介するのは、リウマチは発症していないのに治療を受けていたという80代女性の方です。
≪受診前の経過≫
平成28年、草取り中に、下肢のしびれ、膝、股関節に痛みがあり、動ききにくくなりました。近医を受診し、血液検査にてリウマチと診断され、プレドニン5㎎/日、メトトレキサート4cap/週を処方され、ときどき肩などに局注を受けていました。
平成29年、主治医が変わったため、生物製剤のアクテムラが追加になりました。炎症も関節痛も消失したが、6回目終了後、ふらつきなどの体調不良がありました。主治医は、アクテムラの副作用と考えられ中止となりました。その後、生物製剤のシンポニー(月1回)に変更されました。
「膝から下がカチカチに腫れ変色している」と主治医に伝えると、「プレドニンの副作用だ」と言われました。
知人から、「あまり変形がないので、私と同じように、リウマチがまだ発症していないのではないか」と言われ、当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データをみると、炎症所見はあまりみられませんでした。レントゲンを撮ってみても、リウマチによる変形はほぼみられませんでした。抗CCP抗体も、MMP-3も、一度も検査されていませんでしたが、リウマチ因子は600と高く、前医はリウマチ因子を定期的にはかり、それをメルクマールに治療を継続していたようでした。そのため、85歳と高齢にもかかわらず、使用すべきではないステロイドを処方し、リウマトレックス、シンポニーと、非常にリスクの高い薬も処方していました。
リスクの高い薬が、必要もないのに処方されていたことは、非常に遺憾です。
炎症がなければすべての薬を中止し、炎症があればアクテムラの治療を再開し、その後、その他の薬は減量~中止する予定にしています。
上記のように、高齢にもかかわらず多くの薬を服用している、副作用が気になるなど少しでも不安をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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