
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
今回ご紹介するのは、リウマチと診断され治療をされていた50代女性です。
≪受診前の経過≫
2015年冬、両手がパンパンに腫れ動きにくかった。しもやけかと思い様子をみていたが、1ヶ月経過しても良くならなかったので、近医受診。血液検査でリウマチの数値が高いということで、総合病院の整形外科を紹介された。
同年4月、総合病院整形外科を受診、即リウマチと診断され、リウマトレックス8c/週が開始となった。(しかしこの時、CRP(-)、MMP‐3は正常値、なおかつリウマチ因子は陰性だった)
その後、ケアラムやタクロリムスが追加された。
現在リウマトレックスは5c/週、主治医からは「血液検査は正常」と言われた。
ときどき行うエコー検査では「まだリウマチは発症していない」と言われていた。
以前から知人に「リウマチではないのでは?」と言われていた。そこに最近、手や足裏、両足趾のつけ根に痛みが出現。当院を受診された方からの勧めもあり、来院となった。
≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、リウマチと診断された時、リウマチ因子はマイナス(抗CCP抗体は調べていない)で、炎症所見は全く認められませんでした。すなわち、この時はリウマチそのものがなかったのです。
しかし、リウマトレックスを投与されたがために、その後、内在していたと思われるリウマチ因子が出現したのではないか、と推察されます。
当院で詳しく検査すると、リウマチ因子、抗CCP抗体、抗核抗体すべて陽性でした。全身の炎症を表すCRPと滑膜炎を表すMMP-3の上昇はありませんでした。
今、本当に薬が必要な状態なのか、リウマチの活動性が薬で抑えられているのか、まだ病気は発症していないのかを判断するために、薬の服用を中止してみることを提案しました。
治療を中止して1ヶ月が経過したので検査しました。炎症所見が若干みられたものの、リウマチが発症したというほどの異常は見当たりませんでした。1~2週間様子をみて、もしもリウマチの活動性が認められた時には、リスクの少ない生物製剤アクテムラでの治療を開始することにしています。
リウマチそのものがないのに治療をし、また発症する前から抗リウマチ薬のフルコース。一体何を治すつもりなのでしょうか?まさに、これはリウマチ治療の闇が現れています。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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