炎症がなければリウマチは起きていない

リウマチの体質をもっているが、今発症していない（炎症なし）

今回ご紹介するのは、健診でリウマチ因子陽性がわかり、本当に私はリウマチなのかと受診された40代女性のケースです。

≪受診前の経過≫
6月の健診時、リウマチ因子23で指摘があったため、本当にリウマチかどうか、ということで来院された患者さん。
　　●リウマチ因子　23、CRP　0.03
今年の初めころから手指関節に痛みが出現。レイノー現象は20年以上前からあったとのことでした。

≪当院初診時の炎症の有無≫
持参された検査データをみると、リウマチの体質は持たれていますが、炎症所見がありませんでしたので、リウマチは起きていないことを説明しました。
当院で詳しく検査してみると、
　　●リウマチ因子(+)、抗CCP抗体(+)、CRP(-)、MMP-3　38.4
今夏の検査結果をみても、リウマチの活動性は認められず、今はリウマチの治療は必要ないことが確認できました。

リウマチの体質をもっていたとしても、CRPやMMP-3の上昇がなければ、炎症がなければ、治療の必要はありません。
リウマチは体質を治すのではありません。
炎症があればそれを止めればよいのです。

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その他の改善症例につきましては、
院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

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