
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。

リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
今回ご紹介するのは、総合病院で長期にわたりリウマチ治療をされてきた、60代男性の方です。
≪受診前の経過≫
2009年11月、手首に痛みが出現したため、近医受診。リウマチ因子陽性のためリウマチと診断された。紹介された総合病院整形外科では抗CCP抗体が陽性でありリウマチと診断された。リウマチ治療が開始されました。(リマチル、リウマトレックス、プログラフ、アクテムラなど)
薬が多いことに不信感をもち、別のところで診てもらったらというご家族の意見もあり、当院受診となりました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された総合病院の検査データをみると、リウマチ因子、抗CCP抗体ともに陽性。しかしリウマチと診断され治療を開始された時、全身の炎症を表すCRPも、滑膜炎を表すMMP-3もどちらも正常値のままでした。つまり、リウマチの活動性は一度もなく、初めからリウマチは発症していなかったというデータでした。
レントゲンを撮ってみると関節裂隙の狭小化がみられ、明らかに変形性指関節症で、グリップしにくく使えば痛みが出るような状態だった。
リウマチ因子と抗CCP抗体が陽性、そのうえに手指の変形(ヘバーデン結節、ブシャール結節)が明らかであったことで、リウマチ治療が開始されたものと思われました。
しかし今リウマチは発症していない、自分の力で発症を抑えている状態であり、炎症を抑える治療は必要ないということを詳しく患者さんに説明しました。
この方のように、リウマチ因子や抗CCP抗体などの自己抗体が陽性であっても、炎症を表すCRPの上昇が全くなく、滑膜炎を表すMMP-3が正常値であれば、リウマチはおきていなく治療の必要は全くありません。
しかし大半のリウマチ専門病院では、炎症がなくても、リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性であれば、抗リウマチ薬、時には生物製剤が処方されています。リウマチの治療とは炎症を抑えることです。炎症がないのに、リスクだけが高い治療を行うということは、あってはならないのです。
当院では、リウマチ因子や抗CCP抗体の検査は診断時のみ行います。
全身の炎症を表すCRPと滑膜炎を表すMMP-3を指標に、炎症の有無を判断し、治療を行っています。
実際、リウマチ因子や抗CCP抗体が強陽性(異常高値)であっても、活動性がなく治療の必要性がない方を数多くみてきました。
全身の炎症を表すCRPや滑膜炎を表すMMP-3が上昇することになれば、体への影響があるということで、リウマチが発症したということになり、この時初めて治療が必要ということです。それまでは、治療は必要ないのです。
その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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