その他の改善症例につきましては、院長著書『リウマチが治った』『リウマチが治った②』『リウマチを止める――完全寛解の時代到来!!』をお読みください。
多数の方が、どのようにして改善したのかが詳しく書かれています。
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リウマチの体質をもっているが、今発症していない(炎症なし)
リウマチ因子陽性イコール治療ではない
今回ご紹介するのは、リウマチと診断され治療を受けていた30代女性の方です。
≪受診までの経過≫
2017年5月頃、第一子出産後より左手第2~3指にしびれが出現しました。総合病院整形外科を受診しましたが、原因がわからず様子をみることになりました。
2019年、第二子出産後より、両手首と両肩に痛みが出現しました。痛みは強く、日常生活に支障が出てきたため、出産した病院の整形外科を受診しました。そこでは「手根管症候群か?」とのこで、血液検査と手首への注射を行いました。血液検査でリウマチ因子陽性ということで、同病院のリウマチ科を紹介されました。両手指のしびれの原因は「わからない」と言われました。
リウマチ科ではリウマチと診断され、アザルフィジン2T/日、プレドニン(5)1T/日を処方されました。高熱が出たため、アザルフィジンの内服は中止となり、新たにケアラムが処方されました。その後プレドニンは5㎎から1㎎へと減量していきました。主治医からは「リウマチは治らないため、薬と付き合っていかないといけない」と言われました。
2020年、数年前からあった腰の痛みが増強しました。病院受診が半月ほど遅れたためか、ケアラムを服用しても効果がありませんでした。自己判断でプレドニンを5㎎に増やして服用していましたが、主治医から「プレドニンの量が多いのは良くない」と言われ、3㎎に変更しました。今後は生物製剤での治療を勧められました。
今の治療が本当にあっているのかどうか、腰の痛みの原因は何かを知りたくて、知人の紹介で当院を受診されました。
≪当院初診時の所見(炎症の有無)≫
持参された検査データをみてみると、ケアラムを中断しても病気は悪くなっておらず、変形も起きていないので、初めから病気は出ていなかったのではないかと考えられました。
検査してみると、リウマチ因子、抗CCP抗体は共に陽性ですが、全身の炎症を表すCRPはマイナスでした。また直近の検査データでMMP-3は正常値でした。抗核抗体強陽性ということで、今後リウマチが出てくる可能性はありますが、今は病気の活動性は認められないため、治療は必要ないと判断し、ケアラムは中止、プレドニンは2㎎/日に減量し、今後は中止していくことにしました。
右股関節がずれていたため、腰や手足に影響が出ている状態でした。股関節の徒手整復をしたので、腰痛は改善されました。
上記のように、リウマチの治療を受けているが、治療はあっているのか知りたいなどの疑問をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
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